WEB関連&仕事 :: この仕事の未来

んー、紙媒体(DTP)にせよWEBにせよ、このままだと日本のデザインの未来は暗くないかな?と

そもそもの相場感である、
NYの中小デザイン事務所、1案件最低額4万ドル(USD)(父の知人)
日本の中小デザイン事務所、1案件最低額4万円(JPN)
0が二つ違う、英語圏だからアメリカ以外にも頒布出来る、というのはあるにしても

父がNY資生堂から下請けした案件、
報酬を1日あたりで割っても、私の社員時代の月給を超えてしまいます。
そして、それは日本中のデパートの化粧品売り場に貼り出されていました。
このように日本の案件は国内止まり、NYの案件は英語圏に限らずその外にも使い回されます。
その分の料金設定と言われればなるほどです。

一方、WEBも、IT土方なんて言葉がありますが、けっしていい意味では言っていませんよね。
軽く検索してみると、DTPやWEBもシンガポールやインドに外注されることが多いようです。

システム開発はインド優勢なのはよく知られていますよね。
CもperlもPHPもバージョンアップはしていくでしょうけど、あくまで言語に過ぎない、
英語話すのと同じ、ただ書くだけでいいなら、それよりずっと簡単な文法と単語しかありません。
使うのに目新しい発明が必要なものでもないので、古い物を学び、経験さえあれば、高品質の物ができる。
そしてそれを低価格で提供している。

低人件費との価格競争、つまり、日本の付け入るスキがない。


江戸時代から、物作りする職人の賃金が安いのはあるにせよ、
必死に徹夜して働いてる人の稼ぎが少ないのはどうにかなるまいか?と
ちょっとデザイナーが増えすぎたんじゃなかろうか?と
技術のある上のほうの人たちが、少し、いや、かなりの数、高単価の海外案件中心にやって、日本の案件に目もくれない、
コンビに行っても白箱、白袋ばっかになるくらい人不足にならないと、単価上がってこないんじゃないかと。
日本人が質の低い仕事してる、とは思わないもの。(WEBに関してはダサイと言われていますが)

デザインで海外案件もこなしているというと、わたしの脳内では、一般の人にも知られている佐藤可士和レベルの話になってしまう。
ソフトバンクのロゴ1件2億円とか、すでに別世界の話で、日々の生活をつつましく生きるわたしたちとは、、、、。
もっと「日本のデザイン業界の半分以上が英語圏しか相手にしません!」くらいにならないかなぁ。
「英語が話せないから無理!」という方、父も英語は話せません。戦中生まれで、若い頃はアメリカを放浪してたという割りに。

で、そういうことするには、現地国にエージェントが必要になる訳だけど、
じゃあ、エージェントから見て、日本のデザインって何か武器あるの?と聞かれると、、、、んーーーー

結局のところ、「日本のデザイン」にブランドイメージがないと、ってことになって話が戻る。
英語圏受けする、彼らにとって目新しくてマネ出来ないものを。きっとそれは、日本文化、国民性に根ざしたものだと思う。
「海外にも発信」でなく「海外しか相手にしない」くらいの気概でやらないと、たぶん受ける物は作れない。
世界中に中国人街があるのは、「勝って故郷に錦を飾る」ではなく「勝ってその土地を故郷にする」という
意識の差によるものだと思うから。

幸い、今は海外に移住しなくとも、海外の作品に触れたり、海外に発表することが容易な時代ですし。
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2011年06月21日 - 00:31 | コメント(0) | WEB関連&仕事

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